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神楽月のまったり日記。 取扱いジャンルやその他もろもろを萌えの赴くままにつらつらと。 ネタバレ考慮なし注意。
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今期初でめとろのコートみました!
めとろのコート大好きなのですごい嬉しい!可愛いんだって!
うちの駅で事務所から出てきた人はコート着てて、一瞬にしてテンションが上がりました。階段を一緒に昇ったので、じろじろ見てました。すみません(本当にな)
ホームでは私の乗る位置とは反対方向へ歩いていかれてしまったので、ちょっと残念でした。
でも、そのあと、別の駅止まったときに、車内からコート着ている人見れたの!わぁい!
車内から窓越しにがん見してました。完全不審者です。
メトロのコートは冬でもいつもみれるっていうわけでもないので、見られるととても嬉しい。
黒で、膝丈で、胸元はネクタイ見えるようになのかけっこう大きめに空いてます。後ろの裾の真ん中に深めにスリット入っていたり、袖は金でめとろの制服と同じ飾りついてたっけかな。で、ポンチョみたいなふわっとしたシルエットなのです(私感)
シンプルで可愛くって、むしろ欲しい(…)
あと、最近気づいたのですが、めとろの制服のネクタイの柄、さりげなーくめとろのマーク入っているんですね!すごいって思った。そんなさりげなさがいいなぁ。


テンションあがりすぎて、続きにSSをば。
NTのようなN+Tのような。Tメインなような。




 地上に出て、東西は思わず空を見上げた。
 高く青く澄んだ空。
 外はとても寒いと思ったけれど、朝早くにこんなにも澄んだ青空を見られるなら冬だって好きだと思うのだ。
「いい天気だなー」
 誰ともなく吐き出した言葉とともに白い息が空へと吸い込まれていく。
「東西さんっ!」
「おう! おはよー」
 階段を慌てて駆け上がってくる駅員に、東西はいつもどおりに笑顔を向けて挨拶をした。けれど、彼は挨拶を返すどころか、怖い顔をして東西の傍まで走り寄ると、手にしていた黒い塊を押しつけてくる。
「へ? なんだ? これ?」
 あまりの有無を言わせぬ勢いに思わず受け取ってしまってから、東西は首を傾げた。
「なんだじゃありませんよ! そんな薄着で風邪なんて引いたらどうする気ですか!」
 ぐいっと迫ってくる駅員に押されるように、押しつけられた布の塊を広げてみる。彼の言葉から薄々思った通り、それは地上駅の駅員たちに支給されているメトロのコートだった。
「ちゃんと着てください! 朝なんて特に寒いんですからね! 東西さんは自分のことに無頓着すぎます!」
「お、おう……わりぃ……」
 東西が着るまで譲らないとでもいうようにじっと視線を外さないでいる駅員に負けて、東西は彼の持ってきたコートに袖を通した。
 ちらっと彼を見ると、まだ怖い顔をしていたので、しっかりとボタンまで止める。
「これでいいか?」
 東西が聞くと、彼がようやく少し表情を緩めて頷いた。
「いいです。明日からはちゃんとコートでもなんでもいいので着て下さいね!」
「わかったわかった」
 しっかり釘を刺してくる駅員へと頷く。ここで肯定しないと、いつまでも言われ続ける気がした。

 

 

「…………東西、どうしたのその格好」
 飯田橋駅で南北に会ったとたんに、開口一番に言われて、東西は溜め息混じりに事情を説明した。
 今の東西の格好は、コートにマフラーに手袋。おまけに耳あて付きの帽子と、どこの雪国に行くのですか? といった防寒万全の格好なのだ。
 コートを押しつけられた後。行く先々の地上駅で防寒具を押しつけられたのだ。防寒具にならなかった駅でも暖かい飲み物だとか食べ物だとかカイロだとかを押しつけられた。皆の厚意とわかってしまったから、どうにも今まで外すことも出来なかった。
「………………東西、馬鹿?」
「うっさい! しょうがないだろ! 地下に入っても、みんなそのほうがいいって言うしさ……」
 呆れたように溜め息混じりな南北に怒鳴るが、すぐに声が小さくなっていく。
 再度、南北が大きく溜め息を吐いた。
「……とりあえず、室内は暑いでしょ。少し外しなって」
「え……でも……」
「いいの! そんなの、みんなだってわかってるっての!」
 外すことは持って来てくれた駅員たちの厚意を無にするようで躊躇う東西に、南北は有無を言わさずにひょいひょいと帽子と手袋を外してしまった。
「…………また、夜になって、寒くなったらつければいいっしょ?」
 マフラーを外す手を止めて、南北が間近で溜め息を吐いた。
 あまりの顔の近さに東西は顔を赤くしながら、小さく頷く。
 南北が、わかればいい、というように息を吐いた。
 するり、とマフラーが引き抜かれる。
「……ま、彼らの気持ち、わからなくはないけど……」
「は? なんか言ったか?」
 近いにも関わらず南北の言葉が聞き取れずに、東西は首を傾げて彼を見た。
「なんでもない」
 にっと笑って、南北が東西のネクタイを緩めて、シャツの一番上のボタンを外す。
 冷たい風が首筋を撫でて、少し寒いような心地よいような感じがした。
「さ、ご飯食べに行こ!」
 満足そうに笑って、南北が持っていた防寒具を東西へと手渡す。
「あ、ちょ……! 待てよ、南北!」
 押しつけられた防寒具を持って、東西は慌てて先に歩き出した南北のあとを追いかけた。

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思わずコートが好きすぎてのSSです。
めとろのコート可愛いよ!東西着てればいいよ!
みんな東西に対して過保護だと思ってます。小さい頃もだし、今、もう大きくなっても過保護。
もちろん、次の日にはちゃんと東西はコートくらいは着て行きます。心配してくれてるってわかるから。で、借りたものたちはちゃんとクリーニングに出してから返すんだ。
南北はちょっとおもしろくないものの、相手が東西線の駅員たちなんで大目に見ました(笑)

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