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神楽月のまったり日記。 取扱いジャンルやその他もろもろを萌えの赴くままにつらつらと。 ネタバレ考慮なし注意。
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一次+二次小説ページに、成.田ス.カイアク.セス×北総と浅草の小説をあげました。
日曜日に京成乗りに行って、思わずアクセス北総にパーンしたわけです。まさかの。予想外でした。本線を乗りに行ったはずなのに。本出したい勢いです。困ったものです。夢見すぎてるって知ってる…!

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4月になりましたね!新しい年度の始まりです。
でもしらみねさんちはまったく関係なくネットがまだ繋がりません!
そんなわけでまたも携帯からですよ!クッションなくIAですよ!IAですよ!私しか楽しくないIAです!
今回はタイトルをつけてみました!そのまんまですが、タイトルないとないでなんだ?な話です。







【4月1日】


「なぁなぁ、みーたん」
「重い。うるさい。んだよ」
 休憩時間。新聞を広げていた三田の横から、いつ来たのか、浅草が寄り掛かってきた。
 遠慮なく体重をかけられ、三田は浅草を横目で睨みつける。
 もちろん、そんなことでこの相手がどくわけはないが。
「なぁなぁ、みーたん」
「だから、なんだよっ」
 怒鳴って今度はしっかりと浅草へ視線を移すと、彼はへらっと笑った。
「俺ね、実はね」
「んだよ」
「三田のこと、大っ嫌いなんだ」
 さらりと。
 浅草はいつもと変わらない笑顔で言った。
 三田は僅かに目を細める。
 浅草の、自分を見る瞳を見返し、小さく息を吐いた。
「……オレも、お前のことは大嫌いだよ」
 浅草から目を逸らさずに言う。
 一瞬の間のあと。
 浅草がへらりと笑った。
「ねぇ、三田ぁ」
「んだよ」
「三田のこと、大嫌いだよ」
「わぁってる。オレも大嫌いだ」
 くすくすと、浅草が楽しそうに笑う。
 三田はその笑い声に顔を顰めて、新聞を音を立てて畳んだ。
「三田なんて大嫌い」
「おーおー。オレも大嫌い大嫌い」
 楽しそうな浅草に付き合って答える。
 何がそんなに楽しいのか、浅草がさらに笑い声をあげた。
 いや、わかっている。
 今日だからだ。
 三田も浅草も、互いにわかっている。
 わかっていて、どちらも互いを「大嫌い」だと繰り返し続けた。
 今日しか言えない言葉を。

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まだですね、しらみねさんちはネットが繋がらないのですよ!またも携帯からですよ!
クッションなく山ジュニですよ!注意ですよ!山ジュニですよ!!






「なぁなぁ、すっげぇキレイなんだぜ!」
「…………こっちからは見えませんね」
 怖いくらいに綺麗な夕日が見えたから、東海道にも見てほしくて急いでかけた電話の答えは激しく冷静なものだった。
 まるで山の木々が燃えているように見えるくらい赤く、けれど惹かれてしまうほど綺麗な赤。
 東海道にも見せたかったな、と山陽は聞こえた答えに少し肩を落とした。
 同じ日本国内にいても、同じものが見れないのかと、寂しさを覚える。
「夕日も見えないですから……たぶん、ビルの影になっているんだと思いますけど……」
 状況を説明してくれる言葉に、少なくとも東海道が夕日を見ようとしてくれているのだと知った。それだけで気持ちは浮上するのだから、山陽としては自分のことながら呆れる。
「そっかぁ……残念だな。すっごい綺麗だからジュニアにも見せたかったのに」
 刻々と赤く燃えていた世界が、濃紺色に塗り替えられていく様を飽きることなく見つめながら、山陽は小さく苦笑を浮かべた。
 ふと。電話口から微かに溜め息が聞こえる。
 山陽が意識のすべてを電話の向こう側にいる東海道へ移したとき、柔らかな濃紺のヴェールが空と世界を覆った。
「ジュニア?」
「あ、もう日が落ちましたね」
 山陽が東海道へ溜め息の理由を問うのと、彼の言葉は同時だった。
 山陽は東海道の言葉を優先し、ひょいっと空を見る。
 すでに空には夕日はなく夜の色が広がっていた。
「ジュニアんとこも、もう暗いんだ?」
 山陽はふと思いつき、空を見上げたまま東海道へ問う。
「もちろんですよ。まぁ、ネオンがあるから、真っ暗ってわけじゃないですけど」
 東海道の答えに、山陽は嬉しくなって笑みを浮かべた。
 何キロも離れている。一緒に見たいと望んだものすら、見られない。けれど、確かに繋がっている。
 すべてではない。それでも離れていても、共有出来る同じものがあるのだ。
 たとえ、会えなくとも。
 そのことが山陽には何だかとても嬉しかった。
「ねぇねぇ、ジュニア」
「なんですか?」
 そっけなくも応えてくれる声に、さらに山陽の笑みが深まる。
「今度は一緒に見ようね、夕日」
 一瞬の間のあと。
「……機会があれば……いいですよ」
 小さくもちゃんとした承諾が聞こえ、山陽はとても幸せな笑顔を浮かべた。

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やっぱりまだまだしらみねさんちはネットが繋がらないので!またも携帯からですよ!
クッションなくIAですよ!注意ですよ!IAですよ!!
ちなみにネットはいつ回復するか、まったく未定です。あは。







 薄闇のなか、外にある喫煙スペース備え付けのベンチに座り、三田は紫煙を吐き出した。
 夜になり、気温も昼間とは比べものにならないくらい、ぐっと落ちている。もちろん寒さは身に染みるのだが、喫煙への欲の方が勝るわけで。三田もダウンジャケットを着て、万全の体勢で煙草を吸いに出てきていた。
 他人の車両基地になどいないで、宿舎の自室へ帰れば、暖かい室内で吸うことが出来る。そうわかっていても、三田はまだこの場を離れるつもりはなかった。
 何故、という問いすら自らのなかには浮かばず、三田は僅かに空を見上げて紫煙を吐き出す。
 都会の切り取られた薄闇の空へ煙が漂っては消えていく。
「なんだ、みーたん。こんなところにいたんだ?」
 夜の静寂には似つかわしくない明るい声が響いた。
「寒くないの? 外なんかにいて」
 三田が眉間に皺を寄せて視線を空から地上へ戻すと、浅草が笑顔で三田を見下ろしていた。
「好きで寒ぃってのに外にいるわけじゃねぇ! お前んとこの喫煙スペースがここだからだろうが!」
 舌打ちをしつつ浅草を睨むが、彼はまったく気にした風もなく、あっけらかんと笑う。
「そっか、そーだよねぇ~」
 言いながら浅草は自然な動作で三田の横に座った。浅草が笑うと、白い息が空へと昇っていく。
 三田は小さく舌打ちをすると、短くなった煙草を灰皿へと押しつけた。そうして、すぐに新しい煙草へ火を点ける。
「で、お前、仕事はいいのかよ」
 明日の点検の打ち合せがあるとかで車両基地にいるはずの浅草である。同じ敷地内とはいえ、何をふらふらしているのか、と三田は浅草を睨んだ。
「ああ、今終わったのよ。で、外来たってわけ」
 さらりと。何でもないことのように言う浅草。
「そうかよ」
 三田もそっけなく頷き、また紫煙を吐き出した。
「でね、今日、京急がさ、珍しく差し入れくれるって言うから、お菓子かと思ったらさ、カレーなんだぜ! もうお茶の時間だってのに! あいつが好きなのはわかるけど、お茶の時間にカレーはないよなぁ」
 浅草が聞いてもいないのに、今日あった出来事を喋り出す。三田は煙草を吸いながら、適当に聞いていた。
 ふとした瞬間に、ベンチについていた手が触れた。
 小指同士が僅かに絡み合う。
 だが、どちらも何も言わず、それ以上何もせず、浅草は喋り続け、三田は適当に聞いていた。
 唯一繋がっている小指から、ぬくもりと呼ぶには熱すぎる熱が伝わってくる。
 どちらのものか。白い息が闇に溶けていく。
 寒いなか、どちらもその場を動こうとはしなかった。

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拍手やコメントありがとうございます…!いつもそうだけど、いつも以上に励まされてます!ありがとうございます…!!ブログに上げているSSも読んでいてもらえてとても嬉しいです!少しでも気持ちを緩める手助けになっているなら、こんなに嬉しいことはありません。


しらみね宅はネットだけがどうしても繋がらない状態が続いてます。あの、家の前の電線から、なんかのケーブルがぷらぷらしてるから、おそらくはそのせいだと思われます。すでに電力会社さんにはお知らせしてあるんですが、ほら、うち東だから。それどころじゃないから。きっとかなり後回しになるだろうな、と思ってます。
なので、当分はパソコンからネット上がれません。サイト更新も出来ないし、他にもいろいろ滞ると思います。すみません。


戻ってら絶対!絶対にいただいたコメントの返事はしますので!どうぞ見捨てずお待ちください!絶対にする!!
ちゃんと読んでますから!届いてます!携帯偉大!本当に、泣くほどうれしくて、頑張ろうって気持ちになります!ありがとうございます!
これからもコメントいただけると嬉しいなぁ…なんて図々しいことつぶやいてみる。


西武プチ参加も西武アンソロも、友人たちのおかげでちゃんと参加出来そうです。本当に友人らには感謝です…!ありがたい…!!今度ちゃんとお礼しよう!
もしかしたら、心配してくださっている方、いるかもしれないと思いましたので、念のためお知らせでした!

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